venvで仮想環境を作る
目的・目標
Androidスマホ上に、pythonの仮想環境を、venvを使って作る。
用意するもの
前段階
準備として、Googleプレイから「termux」をインストール。 そして更に「termux」からpythonをインストールしました。
仮想環境を作る理由
pythonでモジュールを使うとき、pythonのバージョンによっては使えなかったりします。 そんな時、バージョン違いのpython毎に仮想環境を作っておけば、不具合の回避などができます。
では早速やっていきます。
ここでは仮想環境構築にvenvを使います。venvはpython3.3以降に標準装備のようです。
1. termux 起動
アイコンをタップ。
2. pythonのversionを調べる
termuxに以下を打ち込むとバージョンが分かる。
$ python -V
python3.7.3が入っていました。
3. 仮想環境づくり
pythonはversion3.7.3が入っていましたので、仮想環境名をpython3.7にします。
とりあえず、今いるカレントディレクトリを調べてみます。 以下を入力します。
$ pwd
/data/data/com.termux/files/home に現在いるようです。
その中のファイルやディレクトリを調べてみます。
$ ls
storage がポツンとありました。
いよいよ仮想環境を作ります。
$ python -m venv python3.7
これで今回のミッションは一応完了。
4. 確認
中身を調べてみる。
$ ls
python3.7 storage
仲間が増えてました。python3.7が作られています。
python3.7に移動し、中身を見てみます。
$ cd python3.7
続けて中身の確認。
$ ls
bin lib pyvenv.cfg include lib64
色々はいっています。
一旦上のディレクトリに戻ります。
$ cd ../
4. 仮想環境を起動する
3で作った仮想環境を起動します。
$ . python3.7/bin/activate
※ 先頭の「.」と「python」の間はスペースが入ってます。スペースを入れないとエラーになる。
仮想環境を起動したら
(python3.7) $
と変わりました。
仮想環境を終わるときは
(python3.7) $ deactivate
$
に戻りました。
これにて終了。ありがとうございました。
$ exit
参考 venvで仮想環境の削除方法 [Python] venv で作成した仮想環境を --clear オプションで初期状態にクリアする - てくなべ (tekunabe)