よちよちpython

独習 python/Qpython/Pydroid3/termux/Linux

JupyterNotebookのマジックコマンドでセルをpyファイルに変換保存、実行してみる

Jupyter Notebookのマジックコマンドを使って、

  1. コードセルに書いたPythonコードをPythonファイルに保存し、
  2. さらに保存したpyファイルを実行する


までを行ってみる。



Jupyter Notebookがインストールされている前提で、セルで作業します。


QPyNotebookのスクリーンショット

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↑ QPyNotebookのスクリーンショット



前回 参考
【JupyterNotebook】マジックコマンド使用法基礎 - よちよちpython

目次


作業環境


Androidスマホ
QPyNotebook

実験




とりあえず使えるマジックコマンドの一覧表示


%lsmagic


実行すると、現在の環境で使用可能なマジックコマンドが表示されます。



フォルダでも作ってみるか


Cell_to_pyなるフォルダを作業ディレクトリ内に作る

%mkdir Cell_to_py



フォルダに移動する


%cd Cell_to_py
/storage/emulated/0/qpython/notebooks/Cell_to_py



フォルダの中身チェック


作ったばかりのフォルダだから空っぽだが、一応

%ls

実行したが、空なので何も表示されなかった。



Pythonでコードを書いてファイルに保存する


コードセルにコードを書きます。
セルの先頭行に、コードセルをファイルに保存するマジックコマンドを書いておきます。

hello.pyというファイル名でセルを保存しようと思う。

%%writefile hello.py

print("hello world !")
Writing hello.py

セルを実行するとWriting hello.pyと表示されました。
これにより、マジックコマンドより下の行に書いたPythonコードが、指定したファイル名で保存されました。



フォルダの中身を確認する


%ls
hello.py

ファイルが出来ています。



ファイルの中身を読む


%cat hello.py
print("hello world !")

ファイルには、ちゃんとコードが書かれています。



保存してあるPythonファイルを実行する


上で保存したpyファイルを実行します。

%run hello.py
hello world !

実行した。



pyファイルにコードを追加する


保存したpyファイルに、他のコードを追加して保存する。
%writefile ファイル名-a のオプションを付けると既存ファイルに追記 できる。

%%writefile -a hello.py

print("Have a nice day !")
Appending to hello.py

実行すると、Appending to hello.pyと表示されました。


追記保存したpyファイルを実行してみる。

%run hello.py
hello world !
Have a nice day !

追加された分も実行されています。



おわりに


マジックコマンドを使うと、かなり簡単にコードをpyファイルに保存でき、実行もできる。